Pythonの環境構築

現状一番簡単にpythonを試せるのはGoogle Colaboratoryであろう。Googleアカウントさえ持っていればすぐに試すことができる。(持っていなくてもGoogleアカウントはすぐ作れる)

ただし、個人で試す分にはという条件が付く。企業内で特許に関わる方々がPythonで何かをしてみようということで、Google Colaboratoryを試そうとしても、社内からGoogleアカウントにログインしたり、Google系サービスを用いて入力や保存等を行うことが許されていない場合も多いだろう。

その場合には、社内のPC上にPythonを動作させる環境構築が必要になるわけだが、過去に比較的簡単にPython環境を構築するために利用できていたAnacondaは現在商用利用が制限されている。そうするとMinicondaをインストールするかPythonを個別でインストールするかということになるわけである。

さらにその後で、MinicondaやPython自体をアップデートしたり、Pythonで分析を行うための様々なパッケージ(Pandas等)をインストールする必要が出てくるわけだが、多くの企業でProxyの壁でインストール出来なかったりする。そうすると社内のシステム部門に相談したりする必要が出てくることから、それなりの意気込みがないとなかなかPython環境を社内に構築して特許分析というわけにはいかなくなる。

どの会社にもあるExcelやとりあえず許可をとればインストールできそうなKHcoder等を用いた分析方法が好まれるのはそのような理由もあるだろう。

かといって、そこまでは当方ではケアできないので、ここでは個人で比較的試しやすいGoogle Colaboratoryでできることを中心に取り扱っていこうと思う。

5年越しの再起動

5年間公開および更新を止めていましたが、何となくまた書いてみようと思い、再起動となりました。

インターネットの片隅のさほど訪れるかたもいない場所ですが、気の向くままにやっていこうと思います。

記事は5年以上前の古いものばかりですが、まだ、そのまま使えるものもあるでしょうし、ダメなものもあるかもしれないです。これも気の向くまま選んで、更新版の記事を書くかもしれません。

Open Refineは変化はないと思いますが、今や別ツールよりもPython上で済ませた方が良いのかもしれません。Gephi、KHcoder等も最新版が出ているかもしれませんが、基本操作としてはあまり変わらないのかと思います。

Pythonについては、環境設定の部分は今や様変わりしていると思いますが、環境設定については、あまりここで細かく扱うネタでもないような気がしています。Qiitaを含め、ネット上にPython環境の構築は沢山あります。5年の間にAnacondaは商用利用に制限がかかるようになりましたのでその点は注意が必要です。

ともあれ、次の記事がいつになるかはわかりませんが気長にお付き合いください。